表札を出さない家庭が増えている?表札を出すメリット・デメリット

公開日:2023/10/15  最終更新日:2023/08/16

考える女性

最近では、マンションでも表札を出さないという選択をしている方が多いですよね。それは不特定多数の人に、自分の苗字を知られたくないことが大半の理由だと思われます。そこで今回は、表札を掲げることのメリットとデメリットをご紹介します。現在、表札を出そうか出さないか悩んでいる方の参考になれば幸いです。

表札普及のきっかけは関東大震災だった?

明治時代になると郵便制度が整えられたことで、住所と名前によって届けられるようにするため家の目じるしとして表札が使われるようになりました。

それでも当時はあまり表札を掲げる家は少なかったようです。しかし、広がるきっかけとなったのが関東大震災です。

多くの建物が倒壊し、移転をするしか選択の余地がありませんでした。そこから移転先の安否確認などのために表札を出したことで、徐々に表札を掲げる習慣が広がり始めました。

表札を出すメリットと出さないメリット

表札を掲げることと出さないメリットとは、いったいどんなことなのか気になりますね。

出すメリットとは?

主なメリットは自分の家だと実感できること、コミュニティのきっかけになる郵便物などの誤配送を防げるもし災害が発生した場合、援護や防犯になることです。以下で具体的に解説します。

表札を掲げることで、自分の所有している家だと実感します。持ち家の場合は、賃貸とは違い、ローンを組んでまで購入したという意識が高くなります。

引っ越しをして来てまだ日が浅い頃は、表札を掲げることで名前と顔を覚えてもらいやすく、近所の人の方とコミュニケーションを円滑に進めてくれ、その地域のコミュニティに馴染みやすくなるでしょう。

もしも災害が起こった場合には、自分の存在を認識されているので、救護を受けやすくなるという点があります。また表札を掲げることで、前に住んでいた人の郵便物などが届く誤配送のトラブルを未然に防げます。

マンションなどに設置されている集合郵便受けなどで、別の部屋の郵便受けに間違えて入れられていることもあり得えます。その部屋の方が親切であれば入れ直してくれますが、逆に放置されてしまったら重要な連絡なども届かないままになってしまいます。

歯医者や洋服店などのハガキなどのDMだと知らない人に知られたくない自分の趣味などまで知られてしまう可能性もあるでしょう。犯罪に巻き込まれるのでは?というリスクになるのも理解できますが、このケースは表札を掲げるほうがメリットであり、プライバシーを守れます。

珍しい苗字のケースや表札を掲げることをネガティブに捉えるのであれば、パッと見て憶測ができないようにローマ字(アルファベット)表記にするなど工夫をしてみてはいかがでしょうか。

 逆に出さないメリットはあるの?

犯罪に巻き込まれにくいことがメリットになるでしょう。表札を掲げることで、個人情報を知られてしまい犯罪に巻き込まれるのでは?と心配になる方も多いでしょう。なにかと最近は物騒な事件も多いので、お気持ちは理解できます。

住んでいる場所の治安があまりよくない、玄関扉の周りが明らかに丸わかりで気がかりがあるというケースは、近所の人の方も表札を出していない傾向にあるでしょう。

そのようなケースには、周りに合わせないといけないと感じ取って、自分も出さないという選択をする方もいるそうです。また、珍しい苗字の方やプライバシー(個人情報)が大事だと思う方は、表札を出していないという傾向があります。

また表札に空き巣犯などが仲間に情報を伝えるためにマークを書き残していく可能性があるので注意してください。万が一、表札にマークが書かれた形跡があるケースは消しておきましょうね。

表札を出すデメリットと出さないデメリット

表札を掲げることと出さない欠点とは、いったいどんなことなのか気になりますね。

出すデメリットとは?

個人情報を不特定多数に知られてしまうことが心配ですよね。

一人暮らしや家族で暮らしていても、ストーカーなどの被害に注意が必要です。

過去には名前から推測して、女性が住んでいると分かるとなると、友人や宅配便だと偽って押し入ってくる事件などが起こっています。そのようなケースは、表札を出さないことで挙動不審な人などを来させにくくするのが一番です。

逆に出さないデメリットはあるの?

表札が出ていないと、パッと見ただけで誰の家なのか判断できませんよね。

郵便物や宅配便などの誤配送が起こりやすくなります。さらに、ハガキなどのDMだと内容までも一瞬で分かってしまうため、自分の趣味などが知らない人に知られてしまいます。それを回避するためには、表札を出しておくことで「プライバシーを守る」といった方法があるでしょう。

近所の人の方々に名前と顔を覚えてもらえないという欠点なポイントがあります。防犯面でも「誰がどこに住んでいるのか」「名前が分からない」などの理由で、手薄になってしまうリスクもあります。

長年その地域で定住することが決まっているなら、普段からコミュニケーションをとっておくほうがよいでしょう。また災害が起こった際に、救護が遅れるなどの欠点もあります。表札が出ていないことで、不審感を抱かれる可能性があることも理解しておくことも大事です。

表札を出さないからといって、犯罪やトラブルから回避できると思いがちですが、防犯を抜きにして考慮してみるとよいでしょう。

まとめ

今回は、表札を出すメリットとデメリットをご紹介しました。デメリットよりもメリットの方が多いです。老夫婦や家族のケースは地域のコミュニケーションが重要だと思いますが、一人暮らしの女性であれば、極力表札を掲げるのを控えたほうがよいでしょう。また、珍しい苗字や自分の名前を表札に掲げるのがネガティブに捉えるのであるのならば、知らない人がパッと見て憶測がしにくいローマ字表記や憶測をしにくくするなど工夫をしてみてはいかがでしょうか。

 

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