おしゃれな表札の選び方と商品の紹介

公開日:2023/09/13  最終更新日:2023/09/20


表札には、住んでいる人の名前を示す役割があります。表札の素材や色、デザインの種類は多様であり、どのような表札を選択するかによって、玄関の印象が変わってきます。

今回は、おしゃれな表札を選ぶ際に知っておきたい知識をまとめました。表札の素材別の特徴や、デザインの種類、色やフォントの選び方などを詳しく見ていきましょう。最後におすすめ商品も紹介しているので、参考にしてください。

おしゃれな表札の選び方

玄関は家の顔ともいえる場所です。おしゃれな表札を選ぶためには、素材や形状、サイズ、文字のフォントなど、いろいろなことを考慮する必要があります。おしゃれな表札の選び方を詳しく見ていきましょう。

家の外観にマッチする素材を選ぶ

どんな素材の表札にするかによって、雰囲気が変わってきます。表札だけを見るとおしゃれでも、いざ取り付けてみると家の雰囲気と合わない可能性もあるため、家の外観とのバランスを考慮することが大切です。表札によくある素材別の特徴を以下にまとめました。

・金属
アイアンやステンレス、アルミなどの金属の表札は、シャープで洗練された雰囲気になります。加工しやすいことから、多くのデザインの表札が販売されています。

シンプルなデザインにすることも可能であり、飾り気のない表札を好む人にもおすすめです。シンプルであればいろいろなテイストの家とも合わせやすく、転居する場合も新居で使いやすいでしょう。

金属は割れや欠けが生じにくいものの、表面にキズがつきやすい点に注意が必要です。ステンレスやアルミはサビにくいですが、潮風などの影響でサビてしまうこともあるため、表札を設置する環境を考慮する必要があります。

ステンレスやアルミに比べると、アイアンはサビや重量が気になりやすいでしょう。雨などで流れて、壁面に筋状の汚れがついてしまうこともあります。

・天然石
御影石や大理石などの天然石は昔ながらの素材であり、古くから親しまれてきました。天然石は重厚感があり、高級感のある印象を与えます。

屋外に設置することの多い表札は、耐久性が気になる人も多いでしょう。天然石は強度も高く、雨風にも強いため、表札の素材として使いやすいといえます。お手入れが簡単なのも魅力です。

漢字とローマ字を併記したものや花などのイラストを施したものなど、ラインナップが豊富です。ステンレスと天然石を組み合わせた、モダンな表札もあります。和風の家にも洋風の家にもなじむ天然石の表札ですが、重みがあることからしっかりと固定することがポイントです。

・木材
昔ながらの素材であり、ケヤキやサクラ、ヒノキなど木の種類もいろいろあります。自然な素材である木材ならではの温かみを感じられるでしょう。

レトロなデザインから、モダンなデザインまで、バリエーションも豊富です。和風の家にも洋風の家にも合わせやすく、好みに合わせて加工しやすいのが特徴です。

木材は年月の経過とともに味わいが出てくるなど、経年変化を楽しめるのも魅力のひとつです。家とともに変化していく様子を見ながら、愛着をもって使い続けられます。

木材は水分や直射日光に弱いことから、基本的には屋根の下に設置します。雨が直接かかるのを避け、直射日光が当たらないようにして変色や変形などの劣化を防ぎましょう。

・アクリル
アクリルの表札は、透明感のあるものからカラフルなプレートまで、ラインナップが充実しています。透明感を活かして、ステンレスなどのほかの素材と組み合わされることもあります。

手頃な価格の商品も販売されており、形やサイズも豊富にあります。取り付けやすさも魅力のひとつです。

アクリルは耐衝撃性があって割れにくいのが特徴です。落下などで割れた場合も、破片が飛び散りにくいことから、安全性を重視する場合にも選びやすいでしょう。

さまざまなメリットがあるアクリルですが、紫外線による変色が起こりやすいことやキズがつきやすい点に注意が必要です。直射日光が当たる場所を避けて、屋根のある場所に取り付けるなど、設置場所を工夫しましょう。

・ガラス
光を受けて美しく輝くガラスは、デザイン性が高く、いろいろなタイプの商品が販売されています。カラフルで可愛らしいデザインやシンプルな色合いで、スタイリッシュに見せるデザインなどもあり、好みに合わせて選べるでしょう。

透明度によって見た目の印象も変わってきます。透明な素材感を活かして、金属や木目調などの土台にガラスを重ねたタイプもあり、個性的な表札にしたい場合にもおすすめです。

ガラスの汚れはクリーナーなどで拭き取りが可能ですが、ボルトなどの金属が付属している場合はサビに注意が必要です。衝撃に弱いため、適切に設置していないことによる落下やボルトの締めすぎによる破損などに注意しましょう。

・陶器、タイル
焼き物ならではの質感や色合いを楽しめるのが魅力です。北欧風やカフェスタイルの可愛らしい印象の表札やヴィンテージ調の表札などがあります。

洋風タイルのほかにも、信楽焼や備前焼、九谷焼、七宝焼などの和風タイルもあります。落ち着いた雰囲気をかもし出し、おしゃれに見せてくれるでしょう。

耐久性や耐水性が高く、お手入れしやすいのも特徴です。ただし、衝撃やひび割れに弱く、落下などによって割れるため、取り付けの際や取り扱いには注意しましょう。

取り付け場所に合った形状を選ぶ

表札の形状は、プレート型と切文字型に大きく分けられます。それぞれの特徴を知り、取り付け場所に合ったタイプを選びましょう。

プレート型は、プレートに文字やイラストを入れたタイプであり、いろいろな素材を用いた表札があります。デザインやカラーの種類が豊富なのも魅力です。

正方形や長方形といったスクエア型、楕円形などのラウンド型などプレート自体の形状にも種類があります。ドア横や門柱、ポストの周辺、インターホンの横など、表札を取り付ける場所に合わせた形状を選びましょう。

切文字型は、名前の文字を切り取ったものを壁などに取り付けるタイプです。日光やライトが当たることで壁に影が映り、文字が浮かび上がったように見えるのが特徴です。主にアイアンやステンレス、アルミなどの金属製のものが見られます。

取り付けるスペースとバランスのよいサイズを選ぶ

たとえば同じ正方形でも、商品によって1辺の長さに違いがあります。長方形のサイズもさまざまで、横に細長いタイプなどもあるため取り付け場所に合わせて選べます。

表札を取り付ける場所としては、門柱や外構の壁、ドア横、ポストの上、インターホンの周辺などが挙げられます。取り付け場所によって面積が異なるため、スペースに合ったサイズを選ぶことがポイントです。

小さすぎも大きすぎもバランスが悪く見えてしまうので、表札周辺の余白なども見ながら適切なサイズを選びましょう。

取り付ける面と合う色を選ぶ

外壁や門柱、外構の壁など、取り付ける場所の面の色とマッチする色を選ぶことも大切です。取り付ける面と表札の色が合っていないと、表札を取り付けたときに違和感があったり、文字が読みにくくなったりするため注意しましょう。

取り付ける面と同系色にするなど、統一感のあるコーディネートが一般的です。グレー系や黒系でまとめるとモダンな雰囲気やスタイリッシュな印象になります。北欧テイストにしたい場合は茶系でまとめるなど、イメージに合わせて選ぶとよいでしょう。

ただし統一感を重視したことでなじみすぎてしまい、表札が目立たずに見えにくくなることもあります。離れたところからの見え方を考慮することもポイントです。自然なグラデーションを意識するなど、統一感も出しつつ、表札の存在を際立たせるようにしましょう。

取り付ける面と表札をあえて異なる色にして、目立たせる方法もあります。自分好みの色の組み合わせにして、オリジナリティを出してみてはいかがでしょうか。

カタログなどで見た色と、実際の色が違って見えることもあります。実際に施工した写真なども見ると、よりリアルな見え方がわかります。

文字の書体は見やすいものを選ぶ

表札は、住む人の名前を示すためのものです。おしゃれな見た目を重視するあまり、表札の文字が読みにくい状態になっていては、表札を設置する意味がなくなってしまいます。

まずはローマ字表記と漢字表記のどちらにするかを選択しましょう。ローマ字と漢字の両方を入れるケースもあり、読み方が難しい漢字の場合も読み間違いを防げます。

洋風の家ならローマ字表記、伝統的な日本家屋なら漢字表記にするなど、家の雰囲気に合わせて選ぶのもひとつの方法です。また、表札の素材の雰囲気に合わせて、ローマ字と漢字のどちらにするかを決めてもよいでしょう。

明朝体やゴシック体、筆書体、デザイン書体などさまざまな書体があり、それぞれのなかでもさらに書体の種類があります。自分の名前ではどのような見え方になるのかを確認して、見やすいものを選びましょう。

大体のイメージとしては、明朝体は繊細で上品な印象に、ゴシック体はカジュアルでモダンな印象に、筆書体は和風な印象を与えます。また、細い文字がやわらかな雰囲気に、太い文字は力強い印象になるため、書体の太さにも注目してください。

表札によっては、限られた書体にしか対応していないケースもあるため、書体を重視したい場合はよく確認する必要があります。

取り付け方法も確認を

表札の取り付け方法もチェックしておくとスムーズです。取り付け方法は、ボルトを使う方法と、接着剤などで貼り付ける方法に大きく分けられます。表札の素材や設置場所に合わせて選びましょう。

軽い素材や表面が平らな素材であれば、接着剤などで比較的簡単に設置できます。接着剤で貼り付ける場合は、接着剤が完全に乾くまではひもで縛って固定するか、表札周辺を紙で覆ってから養生テープで固定するなどして、落下を防ぎましょう。

凹凸のある面に取り付ける場合や重みのある素材の表札を選んだ場合は、ボルトでしっかりと固定する方法が向いています。ガラスやアクリルなどの透明な素材は、接着剤を使うと透けて見えてしまうことから、壁に穴を開けて固定するのが一般的です。

ボルトは設置面に穴を開ける必要があるため、工具を持っていなかったり、作業に不安を感じたりすることもあるでしょう。取り付ける壁面に特殊なコーティングが施されている場合や、壁の凹凸が大きい場合など、自分で取り付けるのが難しい場合は業者への依頼を検討する必要があります。

表札を選ぶ際は、取り付け方法までよく考えておくことが大切です。

おすすめ商品紹介

最後に、おすすめの表札を5つ紹介します。天然石や金属、タイル、ガラス、アクリルなど、さまざまな素材を用いたおしゃれな表札が登場します。お気に入りの表札を見つけてみてください。

選べる書体 表札 サイン 丸三タカギ イエロゴ マティエル 御影石 MAT2-S2 幅150mm×高さ150mm

重厚感のある御影石と、クールな印象のステンレスを組み合わせた表札です。天然石ならではの高級感と、金属の洗練された雰囲気が掛け合わさり、おしゃれな印象を与えます。御影石は丈夫で長持ちするという特徴があることから、屋外に設置する場合も安心でしょう。

1辺が150mmの正方形で、重さは1,400gほどあります。施工の際は、ボルトと接着剤を使ってしっかりと取り付けましょう。

漢字とローマ字の書体や、文字の色はそれぞれ好みに合わせて選べます。選べる書体の種類が豊富なため、イメージに合わせやすいでしょう。見本の書体は、漢字部分がなごみ体、ローマ字部分がフーツラ体を採用しています。

選べる書体 オーダー表札 丸三タカギ FIT フィット FIT-S-538 ガラス+黒アルミ 幅150mm×高さ150mm

美しく輝くガラス板と、黒アルミを組み合わせた表札です。黒アルミ板には繊細なデザインが施されており、重厚感のあるガラス板とコラボレーションすることで美しさが際立ちます。

1辺が150mmの正方形で、厚さは21mmほどあります。重さは650gで、取り付けの際はボルトと接着剤を用いて、しっかりと固定する必要があります。

文字はローマ字表記が指定されており、書体は好みに合わせて選べます。選べる書体の種類が豊富なため、読みやすさや家のイメージ、好みなどに合わせやすいでしょう。

入れる文字は3行に分けられていて、1行目に名字を入れ、2~3行目に家族の名前を入れることもできます。名字だけでよい場合は、1行目のみに印字することも可能です。

選べる39色 丸三タカギ 表札 切り文字 バータイプ イエロゴ カルマート2 CLM-K4

ステンレス製の切文字型で、シンプルな直線のフォルムが美しい表札です。文字が浮かび上がり、壁に影が映し出されて空間を引き立てます。

職人の手作業によって、ひとつひとつ塗装しています。黒皮鉄やコルテン鋼、青銅など、塗装のバリエーションが豊富です。味わい深いヴィンテージ調の塗装や、レトロな雰囲気ただようカラフルな塗装など、好みに合わせて選べます。

漢字表記とローマ字表記の両方に対応しており、それぞれで選べる書体が決まっています。最大文字数の目安は、漢字であれば約3文字、ローマ字であれば約12文字です。

文字数によって重さは変わってきますが、目安として約90gの重さがあります。ボルトと接着剤を使って固定します。

表札 長方形 タイル 美濃焼 MINOKO ミノコ minoko 幅147mm×高さ72mm おしゃれ シンプル 門柱 筆記体

幅147mm、高さ72mmの長方形タイルの表札です。ひとつひとつ手作りで仕上げた美濃焼タイルならではの温かみがあり、家の顔ともいえる玄関を表情豊かに彩ります。

玄関の壁はもちろん、幅の狭い門柱に対応したサイズであることも特徴です。漢字のみ、ローマ字のみ、漢字+ローマ字、ローマ字+番地、筆記体の5つのパターンから選べます。

タイルの色はネイビー、グレー、ホワイト、グリーンの4色から選べるので、設置する外壁や門柱の色に合わせて決められます。文字の色も選択可能なため、背景となるタイルの色とのバランスを見て、読みやすい色にするとよいでしょう。

設置する面が平面であれば両面テープと接着剤で取り付けられます。設置する表面に凹凸がある場合は、スタッド金具と接着剤を用いて施工しましょう。

選べる書体 表札 サイン 丸三タカギ イエロゴ ルネッタ ガラスアクリル LUN-A typeA 幅200mm×高さ200mm

やわらかな印象を与えるフォルムが特徴の、円形の表札です。透明なアクリルのため、設置する外壁が透けて見え、抜け感を演出できます。カフェ風のナチュラルな雰囲気がありつつも、スタイリッシュな印象を与えるでしょう。

デザインの色はゴールド、シルバー、ホワイトから選べて、さらに文字の色も選べます。ローマ字表記のみに対応しており、書体は豊富な種類のなかから好みに合わせて決められます。

幅200mm、高さ200m、奥行き18mmの円形で、重さは310gほどです。施工する際は設置面に穴を開け、穴の中やボルトに接着剤を塗って取り付けましょう。透明な素材のため、表札の面には接着剤を塗らないように注意します。

まとめ

おしゃれな表札にするためには、家の外観と合う素材を選ぶことが大切です。天然石や金属、木材、ガラス、アクリル、陶器、タイルなどの素材から、家のイメージに合わせて選びましょう。

玄関の壁や門柱、ポストの周辺など、表札を設置する場所はいろいろあります。適切なサイズや形状のものを選ぶとともに、表札と設置面の色との相性もチェックしましょう。

表札の文字の書体は、読みやすさや家のイメージを考慮して選びます。設置方法まで確認しておくことで、取り付けの際もスムーズです。

表札は、家の顔ともいえる玄関の印象を左右します。今回紹介したおすすめ商品や選び方を参考に、おしゃれな表札を選んでみてはいかがでしょうか。

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